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中尾様PART2

中尾様PART2

NIKKOR-Q 135mm F2.8

NO 299219

付属品:フロントキャップ(後期Nikon製)リアキャップ(社外品)

課題:全体的に汚れています

結果:前玉押さえ化粧リングが固着の為、途中までしか外せません。従いまして前玉の内側のガラス面にアクセスできず、このガラス玉表面の埃等が除去できませんでした。光学系の光源で調査した限りでは、このガラス面の付着物は微量です。その他のレンズ表面のカビ・埃・曇り等の付着物は除去致しましたが、ガラス玉の傷と腐食カビの除去後の腐食痕が無数に残ります。特に点カビが主だったカビでした。埃・曇りの除去ができましたので、レンズ全体としてのクリアー度は良くなったと感じます。

Nikkor 135

レンズ押さえ化粧リングが途中までしか外れません

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リヤ側から調査します

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前玉以外の付着物を除去します

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後ろ玉から前玉手前までをクリーニングします

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CANON SERENAR 85mm F2(ライカスクリュー)

NO 57793

付属品:リアキャップ(オリジナル)

課題:若干クモリがあるような

結果:調査段階で絞り羽根調整ダイヤリングが位置合わせポイント印と若干ですがれています。又、光学的な光源で検査しましたが、前玉(群レンズ)内側に無数の傷があります。中玉方向のガラス玉にも同様に無数の傷が見られます。通常の使用・保管では鏡胴内部のガラス玉にキズがつく事は考えられないので、過去の経緯で分解された形跡があります。この点を踏まえて、曇りの原因を探しつつ、すべてのガラス玉を調査・必要に応じて付着物を除去致しました。数枚のガラス玉に腐食カビとなった点カビがありましたので、除去しましたが、腐食痕跡が多数残ります。作業着手前に判明していたガラス玉の傷は研磨以外方法はありませんが、その傷の深度が深く、ピント等に影響が出る可能性が大きいので今回は処置いたしません。ご了承下さい。以上の検査・処置から判断いたしますと、曇りの原因はこの無数の点カビと傷と思われます。レンズ全体の光学的なクリアー度はかなり回復していますが、上記2点に関しましてはご了承ください。

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ちょっと私の撮影技術が未熟で映りが悪いですが、開放2の位置がずれています

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同じくダイヤル11までしか合いません。絞り羽根そのものは16の位置まで絞れています。

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レンズユニットとヘリコイドユニットの2分割構成になっています

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前玉群レンズ内側の無数の傷が見えます

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絞り羽根向こう側・中玉の傷です

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こちらもはっきり写っていませんが、この深い傷は除去不可能です

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ガラス玉外周の白い曇りは完全に汚れです。除去致しました

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RE.AUTO-TOPCOR 20mm F4

NO 1351814

付属品:フロントキャップ(Tapcon)リアキャップ(ISCO製)

課題:後玉にカビらしきものが見えます

結果:後ろ玉のカビは、雲状カビ・点カビでした。除去できています。目視では殆ど解りませんが、光学的な専門の光源で検査すると、雲状カビと点カビの除去後の痕跡がくっきり見えます。ご了承ください。後ろ玉以外のすべてのガラスの表面付着汚れ除去できています。特に除去後の痕跡が残る様な酷いカビ等はありませんでした。

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前玉から絞り羽根までアクセスします

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絞り羽根向こう側後ろ玉の様子

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前玉群レンズ 付着物を除去します。

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RE.AUTO-TOPCOR 100mm F2.8

NO 7504154

付属品:フロントキャップ(Tapcon)リアキャップ(Tokyo Kogaku)

課題:前玉方面に線状のカビがあります

結果:ご指摘の線状のカビはカビではありませんでした。簡単に説明するとガラス玉そのものの劣化による変質が原因です。これは付着物ではありませんので、除去は無理です。時々、バルサムという言葉を耳にする事があると思いますが、このガラス玉は2枚のレンズが合わさっている構造ではないのですが、レンズ内部でこの様な症状が起きています。ご了承下さい。又、他のレンズも全て付着物除去致しました。特に点カビの発生が多く見られました。一部腐食カビ痕跡として除去後も点々の様に残ります。又、絞り羽根ユニットBOXが錆の影響で動きが硬いのと、羽根に油脂分が付着していましたので、可能な範囲で洗浄しましたが、ヘリコイドからのグリスの流出の際、少しずつ溜まると思います。グリスは基準値内でまだまだ使える状態です。

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確かに線状の何かが見えます

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フロント側から調査します

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レンズ内部の劣化による変質です。珍しい現象です。

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SMC PENTAX-A 50mm F1.2

NO 1416116

付属品:フロントキャップ(pentax)リアキャップ(社外製)

課題:少し曇っているような・・

結果:この曇って見える原因は、一つのガラス玉による現象ではありませんでした。複数枚のレンズに付着していた主に点状カビを光源が通過した際に醸し出す現象です。勿論、カビは除去致しましたがやはり除去の痕跡がレンズ表面に凹凸として残ります。只、白く曇った様な見え方はしませんが、今度は逆に無数の小さな点々がキラキラ光った様に映ります。ご了承ください。また、中玉の一部に大きめの点状の傷があります。光学的な明るさはかなり復元できました。目視でははっきり解りませんが、前玉押さえ化粧リングの水が一部潰れています。この不具合は通常のレンズ使用時には問題ないと思います。この溝の完全復元は不可能です。

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ちょっと目視では解り難いですが、レンズ押さえ化粧リングの溝が一か所潰れています

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リヤ側から洗浄することにしました

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点カビの除去後のキラキラ光る様なカビの除去後痕跡です。少し強めの検査用光源を使っています。

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SIGMA ZOOM 28mm-70mm F2.8

NO 3001820 

付属品:リアキャップ(社外製)

課題:中玉にカビ

結果:ご指摘のカビの除去終了です。菌糸状カビでした。中玉群レンズに付着していました。それと相まってこの群レンズはほぼ同じ位置がバルサム(天然樹脂素材の接着材)の劣化による剥がれを起こしています。完全に修復するにはこの部分の交換が必要です。又、前玉表面の特殊コーテイングが点状で剥がれを起こしています。現状維持しか方法はありません。ご了承下さい。

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先ずは後ろ玉ユニットを調査します

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無数の点カビと雲状カビです

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絞り羽根付近の中玉の様子

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解り難いですが、コーテイングの剥がれです

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後ろ玉にも除去後の痕跡が無数に残ります。ご了承下さい。

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MD ZOOM ROKKOR 50mm-135mm F3.5

NO 1019882

付属品:リアキャップ(Minolta) リアキャップ(Minolta)

課題:全体的に汚れがあります

結果:すべてのレンズに付着していたカビ・埃・曇り等の汚れは除去致しました。光学的なクリアー度はかなり復元できたと感じますが、やはり除去後の腐食痕があちこちに残るので、この点他のレンズ同様ご了承ください。

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フロント側から調査します

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前玉の様子です

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同じく次のレンズです

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絞り羽根向こう側のレンズの状態

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中玉カビの除去後の腐食カビ痕

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後ろ玉は細長い群レンズです

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このユニットは基本的にこれ以上外せません

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