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宮沢様

宮沢様

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LEICA SUMMICRON-M F2 35mm ASPH.E39

NO 3879915

絞り羽根リング溝×13 □絞り羽根×8枚 □絞り羽根内径 15mm

付属品:専用ケース リヤキャップ フロントキャップ

課題:※絞りリングの動きが、50mmと比べると少々がさつに感じます。
    ※ヘリコイドは50mmと比べると良いですが、やはり部分的にトルク変動があるのと、      少々の引っ掛かりを感じます。

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今回使用したヘリコイドグリスのベース(光学用特殊グリス)

鉱油を主体としたグリス。油性が特に優れていてザラ・ゴリ・軋みの除去に抜群の効果を発揮します。これに本来Leicaが持ち合わせている少し固めのトルクが失われない様にする為に合成油として配合を加えました。寒冷地対応目的ではありませんので御承知おき下さい。ご存知かと思いますが、トルクが増すとチョウ度は低くなります。そして、グリスは非ニュートン流体ですから見た感じの粘度が高くても、実際に添付してみるとトルクが低かったり逆に高くなった様に感じる事もしばしばあります。一般的にトルクを抑えると耐寒性が上がり、トルクをきつくすると耐寒性は下がります。宮沢様の普段の御使用動機からも色々なシーンを想像しながら、配合→添付したつもりでございます。また、今回はトルクに重点を置きましたので、ニジミに関しましてはあまり配慮しておりませんが、問題はないと思います。特性のあるグリスを目的・課題にあわせて使い分けていくのがBESTですが、ヘリコイドの経が小さいレンズ程、その感触が非常に人によって感じ方がまちまちで微妙ですので難しいところでもあります。二つのレンズ共にこの部分のパーツに問題は全くありませんのでご安心下さい。宮沢様が感じられる感触はLeicaの基準だと私は思います。正常なレンズなのだという捉え方で今後大事にご所有下さい。次に、絞りリングに関してですが、両レンズ共にこのリングの内側の機構を分解清掃しております。35mmの方が「がさつ」に感じるとの感想でしたが、50mmと比べるとコイルスプリングの溝が一つ少ない13ホールです。また、絞り羽根内径も15mmと小さく、この構造だと50mmのコイルスプリングホールと絞り羽根内径と比較する事に少し無理があります。先に述べましたようにその回転部分のレール系は完全に清掃しましたので、この感触がLEICA SUMMICRON-M 35mmの正常な感覚だとお捉え下さい。逆に50mmの方は、コイルスプリングホールが若干摩耗しています。経年と御使用頻度によるものですから致し方ありません。新品の感触と比較すると緩い感触になると思います。しかし、全く問題ありません。基準値内の固さだと判断します。今回の処置で宮沢様が望んでいた感触に到着できていないかもしれませんが、正常な状態で全く問題ありませんので、どうかその点は御安心して頂き、自信をもって今後御使用・保管・所有して頂ければと思います。やや専門的な用語も出てきましたが、光学系に関しましても特におかしなレンズはありませんでした。宜しくご確認下さい。
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確認TEST用・SONY NEX装着
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実写①
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実写②
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実写③
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LEICA SUMMILUX-M F1.4 50mm ASPH.E46

NO 3991951

絞り羽根リング溝×14 □絞り羽根×9枚 □絞り羽根内径 37mm

付属品: 専用ケース リヤキャップ フロントキャップ

課題:※絞りリングのフィーリングは問題ないと思っています。
    ※ヘリコイドの動きのスムーズさに不満を感じています。グリスがヌルッとしっかりと      効きつつ、軽く動くタッチが好みです。

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簡単にコイルスプリングホールを説明します

この金属でできたリングが直接絞りリングとつながっています。絞りリングの内側に組み込まれています。写真の様に、そのリングには溝が幾つか掘られているのですが、絞りリングを回すと一つひとつの溝にスプリングボール(金属製)がその都度はまりす。はまりながら回転に合わせて次の溝にはまります。この一連の機構部分に汚れが付着していると、絞りリングの感触が重く、がさつに感じられます。またスプリングホール(溝)部分が経年と使用頻度によってだんだん摩耗していきます。要は角が取れて丸味を帯びていきます。そうなると今度は逆にトルク(ホールド感)が緩く感じられる様になってしまいます。この機構部分にグリス等の非ニュートン流体を添付する事はあまりありません。50mmのレンズの方は、この溝が35mmのレンズと比較するとやや摩耗が進んでいます。この状態はメーカーの基準ではありませんので御承知おき下さい。以上二つの現象がほぼ同時に進行するので、固くなりながらも緩んでいきますから、逆の現象が同時に進むので、絞りリングの感触はある意味一定の感覚を維持していっている様に見えるのが普通です。そう言う意味では宮沢さんご所有の35mmのレンズの方が、基準通りの絞り羽根リングのホールド感だと言えるのかもしれません。あくまでも、その人その人の感触(感性)の問題ですが、構造と使い込んで行く過程での変化の説明は以上となります。御理解の程お願い致します。
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確認TEST用・SONY NEX装着
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実写②
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実写③
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