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市瀬様

市瀬様

天体望遠鏡

Stellarvue SV102ED Refractor

NO 1547

付属品 リヤキャップ フロントキャップ

課題:カビの除去

天体望遠鏡
結果:2枚のレンズに付着していたカビはすべて除去しました。対物群レンズユニットとしての光学的なクリアー度はかなり復元できたと思います。只、雲状カビと一部点カビ及びレンズ外周の菌糸状カビが腐食カビの為、カビの除去後の腐食カビ痕跡がレンズ表面に凹凸として残ります。又、前玉の【コバ】が半分以上剥がれていて、その影響で該当レンズ周辺に光源が通過時の光の乱れがあります。目視できる現象としては、上記菌糸状カビの除去後の痕跡と重なって、少し判別が付き難いのですが白く白濁したような感じでレンズ外周が目に映ります。カビは完全に除去できたものの、腐食カビの除去後の腐食痕跡が残る状況でメンテナンスを終了致します事をご理解下さい。部品交換をすれば完全に問題解決なのですが、その方法以外では最善の処置を施したつもりでございます。
ドロチューブ(焦点を合わすための望遠鏡後部の構造部)の圧着版(金属板、3x10 cm程度)がチューブから接着剤の劣化により脱落している課題ですが、構造上、このパーツの役割が当協会では正確に把握できない為、今回は未処置のままレンズを送付させて頂きます。天体望遠鏡に関する勉強不足をお許し下さい。この部品がモルト状のパッキン(緩衝剤)の上に一部乗っかる形でSETされているのが、正常な状態なのかどうかを把握できないまま、接着剤による再固定を施すのは業者としては不適切な行為と判断した為、この様な判断を取りました。ご了承ください。併せまして、レンズのみならず望遠鏡本体鏡胴内壁等にも防カビ処置を施しましたのでご承知おきお願い致します。

補足:天体望遠鏡の様に鏡胴本体が長く前玉からリヤ側までの距離があるレンズの場合、前玉群レンズユニットから奥が非常に暗い為、目視の際レンズが一見曇って見えるという特徴があります。今回メンテナンスを施したレンズ×2枚は上記凹凸及びコバ剥がれによる光源の乱れがあるとはいえ、レンズそのものは光学的には非常にクリアーな状態になっておりますのでその点はどうかご安心下さい。

対物レンズ
点カビ・菌糸状カビ・雲状カビ付着しています
カビ①
別の光源で実写
カビ②
対物群レンズユニット・・・2枚1群構成になっています
分解

画像の説明

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