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草野様

草野様

Sigma Zoom Apo 75mmー300mm F4

NO 2033614

付属品:リヤキャップ

課題:カビの除去

結果:レンズ全体の光学的なクリアー度はかなり復元しました。距離ダイヤルリングがかなり固く、途中で引っかかる状況でしたので、鏡胴内部の該当のヘリコイド溝をクリーニングしましたが、埃等が付着したままで操作していた為でしょう。溝の数か所が傷ついていました。動き(トルク)的には処置前よりスムースにはなりましたが、途中の引っかかりは改善できません。又、このヘリコイドが真鍮製ではなくて、プラスチック製の為グリスも乗りません。スカスカした感触をもう少ししっとりした感触に仕上げたかったのですが、ご了承下さい。レンズですが、前・中・後ろと3か所も分解不可能な群レンズユニットで構成されています。その内側のカビの除去が不可能でした。アクセス可能なガラス玉面の埃・カビ・曇りは除去できています。腐食カビ痕跡は残っていません。群レンズユニットの内側のカビさえなければ、相当にクリアーなレンズに蘇ったはずなのですが、この点のみご了承お願い致します。各レンズの詳細は下記ご参照下さい。
SIGMA 75-300 
リヤ側から調査
画像の説明
後ろ玉群レンズユニット
画像の説明
雲状カビと菌糸状カビと推測しましたが、レンズそのものの劣化による曇りでした。
kumojou kabi
後ろ玉群レンズは3枚1群構成です。組立時の為に大事な印を付けます。
後ろ玉分解
このレンズは完全にガラス玉そのものの材質が劣化してしまっています。この白濁した現象は部品交換しか方法がありません。付着物ではないので除去できません。
変質
リヤ側から絞り羽根まではメンテが終わったので、次はフロントです。
前玉分解
この奥の中玉群レンズユニットは分解不可能です。この内側面に付着している菌糸状カビが残念ですがアクセス不可能な為除去できません。ご了承下さい。
奥の郡レンズ分解不可
その手前の中玉群レンズ
もうひとつの中玉
そして前玉群レンズ。このユニットも分解不可です。個人的な見解ですが、群レンズが多過ぎます。この内側に付着している菌糸状カビが除去不可能です。レンズ全体の光学的なクリアー度が格段に復元した分、除去できなかったカビがクッキリとした形で目視できます。ご了承下さい。勿論、その他アクセスできたカビ・埃・曇りは完全に除去しました。
前玉群レンズ

Sigma Apo 400mm F5.6

No 1005975

付属品:リヤキャップ

課題:カビの除去

結果:中玉群レンズの接着剤の劣化による前面に渡る白濁がこのレンズの一番の問題です。この症状は該当部品交換しか解決策がありません。その他のすべてのレンズに付着していた埃・カビ・曇りは除去しました。下記写真にて一例をUPしましたが、全部のガラス玉に腐食カビ除去後の痕跡がレンズ表面に凹凸として残ります。ここまで痕跡が残るくらいのカビの付着状況のレンズだと今までの保管状況に疑問が残ります。こちらで出来得る処置はすべて施しましたが、レンズ全体としての光学的なクリアー度は主に上記問題点の為大幅には改善できていませんが、部品交換をしないで処置できる最善のメンテナンスは施しましたので、ご了承ください。【距離リングの鳴き】も処置したのですが、該当関連パーツ固定ユニットに若干の歪みがあってそのダイヤル範囲内をリングが通過する際に【鳴き】音が出ます。歪みの矯正はレンズ鏡胴全体の問題なので根本的な解決は不可能です。若干は修正できました。

画像の説明
フロント側から順番にマーキングしながら外していきます
各レンズ
中玉群レンズ×2ユニットも外します
中玉含む
問題の中玉群レンズの【バルサム】天然樹脂素材の接着剤の劣化による白濁です。中央の白い丸はマーキング印です。白濁とは関係ありません。
バルサム
腐食カビ除去後の痕跡の一例です。この様にレンズ面の凹凸として残ります。
腐食カビ痕跡

画像の説明

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